ハウスクリーニングの考え方
ハウスクリーニングや原状回復で部屋のクリーニングを依頼されると範囲としては、建具(スイッチプレートやコンセントや枠や巾木etc)と窓枠や照明器具や棚などで、クロスが汚れていても基本は行いません。
クロスの汚れを取る作業をクロスクリーニングと言います。
「いや、うちはクロスクリーニングも部屋の掃除の時に必ずやるよ!」という方ご苦労様です。
ぼくは、しっかりと作業に見合った料金を頂くのが商売だと思います。もちろん、クロスクリーニングも行う料金も部屋の中に含まれているならそれが一番良いでしょう。
まぁそうすると集客は難しくなるので、ハウスクリーニングとクロスクリーニングは別作業と捉える方がいいでしょう。
クロスクリーニングの判断
クロスクリーニングは壁紙の洗浄です。
クロスの汚れの場合はタバコのヤニや生活汚れ(食事の飛跳ねなど)です。
クロスが汚れているから全て落ちるわけではありません。
もし、これが日焼けや経年劣化だった場合にはいくらやっても落ちません。
その場合は、クロスクリーニングではなくて、クロス張替かクロス塗装が良いです。
クロスクリーニングの方法
2つ方法があります。
ぼくのハウスクリーニングの方法は、より少ない洗剤の種類で、より色々なものに応用できるようにしています。
こんな洗剤を使えばいいよ!というのはもちろんありますが充分対応できる方法をお伝えしています。
使用するのは、これで充分。
アルカリ性洗剤
参考価格10,000円前後です。20kgを0~10倍まで希釈して使用します。これが1本あれば6ヶ月以上持ちますので、高く見ても1ヶ月1,700円以下です。
グリラーで家の掃除は殆ど完結します。
ヤニ汚れもグリラーの希釈したもので、落とせます。
バケツに水を入れて(お湯だとより良い)グリラーをいれる。車のタイヤをあらう洗車ブラシで良いでしょう。
ダイソーでも売ってます。
しかし、もっと弱い汚れにはわざわざ洗剤を利用することはありません。
なんとメラミンスポンジで落とせます。
メラミンスポンジとは・・・こんなのです。↓
メラミンスポンジ
参考価格1,000円程度。これも100円で購入可能ですが、100円のはすぐにへたります。結構使うので、ぼくのオススメは激落ち君ですね。
これがいいですね。
ダイソー商品のものは、小さくてメラミンの密度がスカスカなので、すぐになくなり、結果こちらの方が高くなります。
クロスクリーニングは使い分けで行う
- 水とメラミンスポンジ
- 洗剤とシャンパー
- メラミンと洗剤
こうしたもので、殆どの汚れが落とせます。
また、洗面所の黒い汚れはカビのことが多いです。
そうした場合は次亜塩素酸で落とせますが、放置すると変色する場合もあるので、ある程度観察しながら、おこなうほうがよいです。
クロスクリーニングで落とせないもの
もう一度確認します。
落とせない物は先ほどあげたもののほかにもありますので、覚えておきましょう。
- 日焼け
- 経年劣化
- ボールペンなどのいたずら書き
これは落とせません。
お客様と相談して、小さい範囲ならば、クロスコーキングなどでごまかすことができます。いわゆる部分的に色を上塗りするイメージです。
付けてすぐは水拭きで簡単に落とせます。固まるとゴムのようになります。
|
そのほかにも、クロスクリーニングで上塗りする方法はありますが、今回はこちらを紹介しました。
クロスクリーニングを注文として頂くために
当たり前ですが、ハウスクリーニングをやっていて、あまりにも汚い仕上がりで、クロスクリーニングもどうですか?
などと営業しても貰えるわけがありません。
仕上がりをみてもらったり、リピーターのお客さんであればクロスクリーニングを進めてみると、やって頂けるお客様は多いです。
また、オススメする時に部分的に目立たない所を少し行うと仕上がりがお客様にイメージしてもらえると思います。
お客様を迎える玄関など、「見栄えがかわる」「明るくなる」ことをお伝えすると良いでしょう。
また、ぼくたちはお客様に喜んで貰える様に練習もしておきましょう!
そして、こうした小さな営業で同じ現場に向かっても利益の幅は増えていきます。
コメント