ハウスクリーニングについてよく頂く質問をまとめてみました。
- Q.ハウスクリーニングの仕事は、今後も需要がありますか?
- Q.ハウスクリーニングは力仕事?
- Q.ハウスクリーニングを始めるのに資格免許は必要?
- Q.事務所(店)は必要ですか?
- Q.車は必要ですか?
- Q.月収はいくらですか?
- Q.経費はいくら見ておけば良いでしょうか?
- Q.収入はいつからもらえるようになりますか?
- Q.仕事はひとりでできますか?
- Q.ハウスクリーニングの業務内容を教えてください。
- Q.最初に覚える業務はどれがいいですか?
- Q.空室清掃のメリットは?
- Q.空室清掃のデメリットは?
- Q.一般家庭(在宅)のハウスクリーニングのメリットは?
- Q.リピーターがそんなに大事ですか?
- Q.大久保さんの通帳を確認しましたが、通帳の振込がまとまっていますが、空室清掃がメインですか?
Q.ハウスクリーニングの仕事は、今後も需要がありますか?
A.ハウスクリーニングの仕事は、とても大きな市場で1兆5000億円以上の規模があると言われています。
コンビニエンスストアでは沢山のフランチャイズがひしめいています。
ハウスクリーニングでも同じく多くのフランチャイズがあります。
つまりそれだけ稼げる市場であるということです。
そして、ハウスクリーニングの仕事は人が建物に住み続ける文化が続く限りなくならないでしょう。
Q.ハウスクリーニングは力仕事?
A.ハウスクリーニングの仕事は基本的には『清掃』なので力仕事ではありません。
ハウスクリーニングを力で落としている人は、洗剤のつかい方などを理解していない人に多いです。
誰でも始められるのがハウスクリーニングの魅力です。
なので、女性や年配のご夫婦が大活躍している市場でもあります。
Q.ハウスクリーニングを始めるのに資格免許は必要?
A.ハウスクリーニングに資格免許は必要ありません。
Q.事務所(店)は必要ですか?
A.最初は必要ではありません。
携帯電話だけあれば、自宅で開業できます。
1畳のスペースがあれば余裕で荷物は収まります。
なので業務を拡大したい時に、事務所や店舗を構えればいいのではないでしょうか。
Q.車は必要ですか?
A.電車やバイクでハウスクリーニングを営んでいる人も実際にはいます。
エリアを大きくする為には、車があればより多くのエリアを回れますので、お客さんも増えます。
軽乗用車でも十分活動できますので、初期投資にあまりお金をかけないでもいいと思います。
Q.月収はいくらですか?
A.職人さんにより変わります。
ぼくの周りの人は月平均で20~30万円位でした。
ぼく個人では1年目に月平均収入53万円(売上から30%引いています)
2年目以降月平均115万円(売上から30%引いています)という感じです。
目安で30%を引いていますが、実際にはそこまでの材料費やら経費はかからないです。
Q.経費はいくら見ておけば良いでしょうか?
A.上記でもお伝えしましたが、30%の経費を確保していれば問題ありません。
5%〜10%程度の材料費、そのほかにはガソリン代・高速代・携帯料金・広告費等です。
他の商売に比べハウスクリーニングは利益率が高いです。
Q.収入はいつからもらえるようになりますか?
A.本人のやる気次第で、変わってきます。
早い人で開業後2週間以内から収入を得られます。
Q.仕事はひとりでできますか?
A.もちろんひとりでできます。
ぼくの場合も、ひとりで収入・売上を作っていきました。
しかし、ひとりでできる作業量は決まっています。
同業者の協力を大事にしていくことで、売上も大きく伸ばすことができます。
Q.ハウスクリーニングの業務内容を教えてください。
A.ハウスクリーニングで今注目されているのは、在宅ビジネスと言い、住んでいる一般のお客さんの家へ訪問してお掃除をおこなう仕事です。
このことを『在宅』と呼びます。
その他には、不動産会社・管理会社・建物のオーナーからの依頼がある空室清掃(原状回復工事とも言います)があります。
この空室清掃は主に賃貸の建物に住んでいた方が入退去する前に行われることが殆どです。
その他にも、アパート・マンションの共有部の清掃(定期清掃)や草刈りなどの仕事を頂く場合もあります。
リフォーム会社・工務店・電気量販店などから依頼のあるリフォーム・改築・新築後のお掃除(美装)もあります。
ビル管理会社の依頼では店舗・ビルの床清掃や窓面の清掃依頼があります。ビルメンテナンス(ビルメンなどとも言います)
飲食店・洋服屋・歯科・病院・美容室などからの依頼もあります。
店舗内の清掃・窓面の清掃・エアコンクリーニングなどのテナント清掃
お墓参りを代行するビジネスで、墓石を洗ったり、お墓の周りを綺麗にする代行ビジネスもあります。
ゴミ屋敷の清掃もあります。不要品・廃材などを片付けつつ、ハウスクリーニングを行うゴミ屋敷清掃です。
特殊清掃というものも存在します。ここはで割愛させていただきます。
この様に様々なお掃除に関することをビジネスにできるのが、ハウスクリーニングです。
ぼくの場合だと、この他にも在宅のハウスクリーニングをおこなったお客さんにアプローチをしていくことで、売上を伸ばす事ができました。
Q.最初に覚える業務はどれがいいですか?
A.最初に覚えるべき仕事は【空室清掃】です。
空室清掃は全てのハウスクリーニングの基本です。
在宅では、空室清掃の一部をやるだけに過ぎません。
そして、ノウハウを作り上げるのも空室清掃が一番です。
ぼくは平行して『在宅』と『空室清掃』を開業してからすぐに始めました。
実際に技術が上達したのは、空室清掃で勉強してからです。
また、同業者との繋がりを作るのには『在宅』では作れません。
『空室清掃』で同業者に出会ったり、話をすることでレベルが上がります。
大手で有名な所の在宅ハウスクリーニングで、『カルキ』汚れをガリガリと削って、新築の家を傷つけたという話を聞いたことがあります。
これはまさに経験不足。
大手の業者でも『このレベル』なのでしっかりと学べば稼げる業界だということがわかりますよね。
Q.空室清掃のメリットは?
A.空室清掃ではハウスクリーニングの基本が学べます。
同業者との繋がりも空室清掃でしかできません。
情報交換ができる場所になりますので、大切にしましょう。
ハウスクリーニング初心者の人は空室清掃で全体の清掃ができるようになると在宅のハウスクリーニングでもスムーズに行えるようになります。
年間通して仕事がある場合が多いので、経験が積めます。
Q.空室清掃のデメリットは?
A.単価が安いことです。
そして、支払いが翌月や翌々月になる場合が多いです。
しかし、先の見越せる収入になるので安心感は出てきます。
繁忙期は夜中までの作業になる場合もありますが、この頃では、近隣のクレームも多くなり、時間が決まっている現場も増えてきました。
Q.一般家庭(在宅)のハウスクリーニングのメリットは?
A.ハウスクリーニング完了後に即金で頂けるので、資金繰りに困らないです。
一般家庭のお客さんは直接のお客さんつまり元請けになります。
通常ハウスクリーニングの仕事を行う時は下請けや孫請け酷い時にはひ孫請けと間に何社も挟んでいることがあります。
そうすると、自分の所にきた時には、驚く様な安い単価になっていることもあります。
しかしそれが一般のお客さんとやり取りをおこなうことで、適正の価格で利益を確保しながらお客さんにも金額的なメリットも感じて貰うことができます。
まさにwin-winの関係を築きながら仕事ができます。
そして最大のメリットは仕事に納得していただければ、リピーターになってくれるということ。
ハウスクリーニングの調査では95%の人が一般家庭のハウスクリーニングに満足していないというデータがあります。
つまり殆どの人がハウスクリーニングを依頼しても満足されていないのです。
しかし、お客さんを満足させることができている人の所には繰り返し依頼が来ているということがわかります。
落とせる汚れをしっかりと落とせたり、見落としがないようにしっかりと作業するという、あなたが聞いても『当たり前』のことができていない業者が多くいるのです。
なので、その『当たり前』のことをしっかりと行い、誠意をお客さんに見せて行く事で、リピーターは増え続けていきます。
Q.リピーターがそんなに大事ですか?
A.とても大事です。
マーケティングの観点からみても、新規顧客をお客さんにするのはとてもお金も時間もかかります。
ところが、リピーターはすでにサービス受けている人がなるものです。
なので、サービスが良ければ再び依頼がくるので、コストがかかりません。
更にリピーター最大のメリットは『新規顧客』を連れてきてくれることです。
新規顧客を確保するには、広告費など多くの費用と時間がかかりますが、リピーターが連れてくる新規顧客は既に、『信頼』のできているお客さんです。
初めて会う『新規顧客』がすでに『信頼』しているとは・・・・
つまり、紹介者(リピーター)から情報をもらっているので、信頼されていて安心してサービスを受けてもらうことができます。
こちらが『ずるい・せこい・ちょろまかす・儲けてやろう』などとよこしまなことを考えない限りはこのリピーターから生まれた新規顧客もリピーターになって貰えます。
こうして、利益も加速していきます。
Q.大久保さんの通帳を確認しましたが、通帳の振込がまとまっていますが、空室清掃がメインですか?
A.空室清掃も在宅も行っていました。在宅のお客さんは現金の方が殆どなので、まとめて月に1、2回銀行に入れていたため、振込がまとまっている形になります。
コメント
拝啓、サイトを拝読させていただきました。同業者の者です。
内容に興味はあるのですが以前CMSで自作でHP運営していたのですが、比較サイトが出てきた当たりで売り上げが激減してしまいサイトは閉鎖に至ったのですがそのあたりの影響ってどんな感じか教えていただければと存じます。
先々の展望がありそうでしたら出費をしてお願いすることも考えております。
ご返信お待ちしております。どうぞよろしくお願い申し上げます。
TKさんコメントありがとうございます。
CMSで自作されていたとのことなのですね。
比較サイトなど存在は、依頼者にとっても重要な部分ではあります。
どの業者が良いのかを調べる為のツールになっているからです。
ぼくたち業者にとっても色々な角度からアプローチをしていくことで『認知度』をあげていくことが重要です。
しかし、そうした比較サイトに失望されている依頼者さんが多く存在していて、比較サイトに口コミを書き込みをしても反映されないなどと言ったことが書かれています。
*この部分を解説するため、TKさんのご質問の一部(詳細部)を削除させて頂きました。
また、自作をされていたのでご存知かもしれませんが、PPC広告や比較サイトが介入しないキーワードも拾って行く事で悩みの深い依頼者さんをみつけることがなにより大事です。
参考になれば嬉しいです。