ハウスクリーニングの洗剤の基礎知識を身につけてもらえれば、ハウスクリーニング初心者の人でも落とせない汚れも落とせる様になります。
洗剤の基礎知識はとても難しい!
そのように思われている方も多いと思いますし、難しく解説している所も多いです。
ハウスクリーニングの初心者でもわかる様に解説していきますので安心してほしいと思います。
初心者でもわかるようになる3つの汚れ基礎知識
ハウスクリーニングの初心者が一番悩むのは、どんな汚れかがわからないから、洗剤になにをつかったら良いのかがわからない。
これが一番の悩みです。
ぼくもハウスクリーニングを始めた時は当たりまえですが、ハウスクリーニング初心者だったので、汚れの違いがわかりませんでした。
しかし、この汚れがなにか?を理解すれば簡単に落とせる様になることがわかります。それはそうですよね。
例えば、カビが生えているのに、油汚れを落とす洗剤を使用しても効果がないことがわかります。
なので『適材適所』に洗剤を使う為に、まずはハウスクリーニングで発生する汚れからおぼえていきましょう。
とはいえ、大きく簡単にわけて3つしかないので、すぐに覚えられます。
安心してください。
- 油汚れ
- カビ汚れ
- カルキ汚れ
この3つです。
知っているよ!という人もいると思いますが、この3つの汚れのうちのどの汚れかを判断できる様になれば、ハウスクリーニングの初心者でも素早く洗剤で掃除することが可能です。
ハウスクリーニングをやられている人でも効率的に現状でできていない人はこの部分を見直す事でスピードアップが実現できるので、ぜひ読み飛ばしがないように見て頂きたいです。
油汚れの基礎知識
言わずと知れた、油汚れです。
油汚れは料理をしてでたキッチンの油汚れが殆どですね。
その場合には油汚れ用の洗剤を使用します。
ところが、油汚れはキッチンだけが油汚れの発生する場所ではありません。
バスルームで体を洗いますが、その時に使う石けんですが、これも実は油からできています。
なので、バスルームの壁や入口戸や鏡などに白いモヤモヤが付いている場合には、石鹼などの油汚れがある可能性が高くなりますので、油汚れ用の洗剤を使用しましょう。
また、人間の皮脂は『皮脂油』などが発生するなどと言われます。
こちらも油汚れ。
湯垢の原因もまた、油汚れということになりますので、こちらも油汚れ用の洗剤が活躍します。
同じ様に洗面台などでも、石けんの油やお化粧落としの為などの洗顔料なども油汚れ。
皮脂を落とせば、洗面台にも油汚れが付着していると思ってください。
洗面台でも油汚れ用の洗剤を使いましょう。
なので、油汚れはたくさんの場所で発生していることがわかりますよね。
カビ汚れの基礎知識
カビ汚れも同じですが、一ヶ所だけに発生するものではありません。
そして、カビは湿度の高いジメッ〜とした所を好みます。
なので一番多いのが、バスルームですね。
換気をして湿気を逃さないとすぐにカビが発生してしまいます。
その他には、トイレに発生する場合もあります。
その他では、窓ガラスです。
特に結露(水滴)の出やすい北側の窓にはカビが発生しやすいです。
結露を拭き上げればカビの発生がおさえることができますが、放置している場合だと大抵カビが生えています。
あとは、エアコンの内部もカビが発生しやすい場所になります。
カビ汚れに使う洗剤には、『漂白』する力が加わっています。
なので、キッチン・バスルーム・洗面台・防水パンなどにある排水部分の部品。
排水溝の汚れはこのカビ汚れ用洗剤で落とせる事になります。
フランチャイズに勝負!次亜塩素酸ナトリウムの使い方!大手に負けない個人店になる!!
カルキ汚れ(水垢)の基礎知識
カルキ汚れは水垢などとも言われています。
水は放置しておくと固まってしまいます。
白く硬質になったカルキ汚れを落とすのに、ヘラなどでガリガリとだけこする大手フランチャイズの方もいますが、最初からガリガリとこすっていては、住宅を痛めてしまいます。
日本にもある絶景のひとつに鍾乳洞がありますが、まさにあれがカルキの固まりです。
そのカルキ汚れを落とすのにおこなうことが、洗剤で緩めるという作業です。
しかし、洗剤で汚れを緩めるということを知らないハウスクリーニング業者は意外にも多いです。
まずは、最初にカビ汚れを洗剤で緩めるということを覚えてください。
ハウスクリーニング3つの洗剤の基礎知識
3つの汚れは洗剤で落とせる事が前章でわかっていただけたと思います。
次は3つの汚れに対して3つの洗剤を使って落とすことを解説していきます。
まずは、ハウスクリーニングには3つの洗剤があるということを覚えましょう。
ハウスクリーニングの初心者だと沢山の洗剤はどのように使うのかなんて、正直わからないと思います。
基礎知識というとすごく難しいことのように思えますが、ぼくの方法では簡単に3つの洗剤の種類を解説します。
この3つだけ覚えれば殆どの汚れを落とせるようになりますので、安心してください。
ハウスクリーニングの3つの洗剤
- アルカリ性洗剤
- 次亜塩素酸ナトリウム
- 酸性洗剤この3つがハウスクリーニングで必要になる基礎となる洗剤です。
知識としてこの3つだけを覚えればハウスクリーニングでは殆どの汚れを落とせるようになります。
それではハウスクリーニングの3つの洗剤の基礎知識、3つの洗剤の使い方を解説していきます。
アルカリ性洗剤の使い方
ハウスクリーニング洗剤【基礎知識】初心者でもわかりやすい!アルカリ性洗剤の使い方を解説します。
基本は、アルカリ性洗剤は油汚れを落とす洗剤だと覚えてしまいましょう。
実際にはそれがすべてではありませんが、まずは簡単な覚え方としてアルカリ性洗剤=油という方式を作る方が楽に覚えられるからです。
油汚れでよく聞くのが、市販されているものだと『ジョイ』とかでしょうか。
確かにジョイなどでも油汚れは落とせます。
ただし、基本的にハウスクリーニングをする場所や在宅のお客さんにしても、ハウスクリーニングを依頼される理由は自分では落とせないから。
これがハウスクリーニングを業者に依頼される理由です。
ハウスクリーニングの依頼を受けた業者が落とせないなら自分でやっても同じことです。
そこで登場してくる洗剤がアルカリ性の洗剤となります。
アルカリ性洗剤は中性洗剤に比べると洗浄力やその他にも油汚れを強力に落とす事が目的になります。
なので、中性洗剤よりもアルカリ性洗剤は油汚れをしっかりと落としてくれるというメリットがあります。
しかし、反対に考えれば、それだけ素材を痛めることにもなります。
なので、レンジフードのアルミフィルターなどで黒い塗装がされているアルミフィルターは素地のシルバーになってしまう場合があります。
在宅でお客さんがいる場合ならば事前にどのような状態になるのか。
などの事前説明を行う事で、不要なクレームを回避しながらも、お客さんに喜んでもらうことができます。
ぼくのブログでアルカリ性洗剤として紹介しているのが、グリラーというプロ用の洗剤です。
ぼく自身はグリラーのメーカーの回し者でもないので、どこのメーカーを使われても良いとおもいます(笑)
ぼくが使った洗剤の中では、万能でコストも抑えられるとても有能と感じたので愛用しています。
アルカリ性洗剤グリラーの使い方はこちらの関連記事からご覧頂けます。
グリラーNEOの詳しい使い方!【実践編】アルカリ性洗剤の用途
ハウスクリーニングでのキッチンと換気扇(シロッコファン)の清掃方法を解説
次亜塩素酸ナトリウムの使い方
ハウスクリーニング洗剤【基礎知識】初心者でもわかりやすい!次亜塩素酸ナトリウム洗剤の使い方を解説します。
次亜塩素酸ナトリウムが使用されている洗剤はじつは数多く存在しています。
キッチンハイター・ブリーチなどの漂白剤やカビキラー系のカビ落としの洗剤に使われています。
ぼくの方でおすすめしているのは、そうした洗剤ではなくて、次亜塩素酸ナトリウムの薬品そのものです。理由は安いからです。
市販のものとなにが違うのかというと、粘性がない・界面活性剤が含まれていない・pH調整剤が含まれていないということです。
この3つがなくても十分に使えますし、洗浄力は強烈です。
注意点としては、粘性がないので、液ダレしないように均等に塗りこむ(スポンジなどでならす)こと。もちろんスプレーでも可。
あとはスプレーなどの際に目に入らない様に、注意しましょう。
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酸性洗剤の使い方
ハウスクリーニング洗剤【基礎知識】初心者でもわかりやすい!酸性洗剤の使い方を解説します。
ぼくのブログのなかでは『トイレ酸性クリーナー』という洗剤を紹介しています。
トイレ用なのですが、どこにでも万能で硬質汚れのカルキなども洗剤を付けてすこし放置して手でほぐせばポロポロ取れてしまう優れものです。
ハウスクリーニングの洗剤の基礎知識まとめ
ハウスクリーニング洗剤【基礎知識】初心者でもわかりやすい!ということで解説してきましたがいかがでしょうか?
基礎知識として汚れが3つあり、それに対応する3つの洗剤があることを覚えていただければバッチリです。
おさらいをしましょう。
汚れは3つ
- 油汚れ
- カビ汚れ
- カルキ汚れ
というものがあります。
洗剤も3つ
- アルカリ性洗剤
- 次亜塩素酸ナトリウム
- 酸性洗剤
ぜひ覚えてください。
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